医療レーザーの脱毛ってどんなもの?フラッシュ脱毛との違いは?
美容サロンの脱毛と医療機関で受けられる脱毛がある
気になる部位や全身のムダ毛を処理する方法のひとつが脱毛です。
脱毛の施術には、大阪にある「MUSEE PLATINUM(ミュゼプラチナム)」や「C3(シースリー)」「恋肌 -Koi hada-」「STLASSH(ストラッシュ)」「銀座カラー」など、女性向けの脱毛サロンで受けられる美容脱毛と、
クリニックや美容外科、皮膚科などの医療機関で受けられる医療脱毛があります。
脱毛サロンと医療機関の脱毛の違いとは?
女性向けの脱毛サロンの多くで受けられる脱毛は、フラッシュ脱毛や光脱毛、IPL脱毛などのネーミングで呼ばれている方法です。
これらの施術をおこなう人は、日本エステティック業協会や IEA国際エステティック協会など、民間の団体により認められた正式な資格を持つエステティシャンの方たちです。
一方、クリニックや美容外科、皮膚科など、医療機関でおこなう脱毛は、医療レーザーと呼ばれる施術で、医師や看護師など国家資格を持つ人がおこないます。※看護師がおこなう場合は、医師の指示下での施術になります。
フラッシュ脱毛ってどんな脱毛法?
フラッシュ脱毛は、機器が発する光が無駄毛のメラニン色素に反応することで、毛根そのものにダメージを与えると、その効果として毛が抜けるという方法です。
ムダ毛を作る細胞の力を弱めてムダ毛ができないようにしていきます。
施術自体は、ムダ毛が生える周期に合わせておこなうことになります。
効果は、もともとのムダ毛の濃さや脱毛する箇所にもよりますが、3~4回目から徐々にムダ毛が生えるのがおそくなり、9~10回になるとほぼ自己処理が必要ないくらいに肌がすべすべに変化するのを実感できるといわれています。
医療レーザーってどんな脱毛法?
医療レーザーは、医療用に開発された脱毛専用機器を用いておこないます。
医療レーザーでの脱毛は、出力が高いのが特徴です。
機器が発するレーザーを皮膚やムダ毛のメラニン色素にあてることで、ムダ毛を作る細胞を破壊して新しいムダ毛を生えないようにします。
医療レーザーは、脱毛サロンのフラッシュ脱毛に比較すると、光の照射の出力が高いため少ない回数での効果が期待できるほか、毛根に照射するため肌へのダメージが少ないのが特徴です。
皮膚のメラニンに対しても効果があるため、脱毛だけではなく、肌のシミやそばかすが消えてきれいになるという相乗効果が期待できるのはうれしいポイントです。
専門知識がある医師や看護師が施術をおこなうので、しっかりと診療してもらえます。
万が一トラブルが起こった場合でも、すぐに対応してもらえるほか、必要に応じて薬の処方なども受けられるという安心感があります。
医療レーザーの脱毛について知っておこう!
医療レーザーの脱毛機器は3種類
医療レーザーに用いられている脱毛機器は、「ダイオードレーザー」「アレキサンドラ糸レーザー」「YAGレーザー」の3種類です。
脱毛機器により、効果や特徴、痛みなどが違います。
脱毛の効果は気になるポイントですが、自分自身のムダ毛の質や肌質、痛みに対する耐性などを考慮して選ぶのがおすすめです。
ダイオードレーザーの特徴は?
YAGレーザーやアレキサンドライトレーザーに比べると、さまざまな部位に照射できるのが特徴で、施術範囲が広い機器です。
低出力の熱の照射を連続しておこなう方法と、高い出力の照射をピンポイントでおこなう方法があります。
ムダ毛の毛質や肌の状態などを問わずに施術できるのが特徴で、うぶ毛の脱毛処理も可能です。
太いムダ毛や濃いムダ毛にも効果的です。
YAGレーザーやアレキサンドライトレーザーに比べると痛みが少なめなので、痛みに対して不安がある方でも受けやすい施術です。
アレキサンドライトレーザーの特徴は?
日本で最も多く用いられている医療脱毛器で、メラニン色素にレーザーを照射して毛根の細胞を破壊してムダ毛が抜けるようにする施術です。
肌に含まれるメラニン色素にも効果があるため、シミとりにも利用されています。
機器についた冷却装置でダメージを軽減しながら施術しますが、痛みは強めです。麻酔クリームなどを用いることはできますが、痛みに弱い方にはあまり向きません。
YAG(ヤグ)レーザーの特徴は?
メラニン色素に対してレーザーを照射するYAG(ヤグ)レーザーは、アレキサンドライトレーザーよりも、深い部分までレーザーを照射できるのが特徴です。
濃いムダ毛にも対応が可能で、日焼けした肌の方でも施術が受けられます。
ダイオードレーザーやアレキサンドライトレーザーでは対応できないような剛毛にも効果がある施術です。
かなりの痛みがあるため、施術の際には麻酔を用いることが多いようです。